トップ > 魔王・勇者・ファンタジー【R18】 > 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」【触手王のお仕置き編】
0 コメント2 件の高評価

勇者「淫魔の国の王になったわけだが」【触手王のお仕置き編】

転載元:勇者「淫魔の国の王になったわけだが」

1: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:08:32.59 ID:MraeMU1Uo
勇者:文字通り。魔王を倒した後、淫魔の国の王になる。ムダに強い。
堕女神:淫魔の国の王の身の回りの世話をしている。態度が硬いが、実はキス魔。料理も得意な元・”愛”の女神。
サキュバスA:おちょくるような態度を取るお姉さんタイプのサキュバス。実はMの20942歳。
サキュバスB:精神年齢低めのサキュバス。王にガチ惚れしてて色々悩む。3418歳。
隣女王:隣国の淫魔を統べる女王。幼い姿のまま成長しない特性を持つ、褐色銀髪ついでに貧乳の15歳。真面目だが本性は……
オーク:レイプ要員。空気も読める。
ローパー:触手要員。ちょっとだけ芸もできる。
隣国の淫魔達:幼女の姿で歳を取る。おしなべて殺人的に淫乱。サキュバスAがドン引きするレベル。

ポチ:魔界最強のローパー。魔族の魔法では決して傷つかず、不死に限りなく近い。今はワルキューレとえっちしたい。
ワルキューレ:迷子になって淫魔の国に居ついた。勇者に勝つのが目標。サキュバスAにトラウマを植え付けられた。

・本編完結後の後日談となります。
・毎日更新は多分できませんが、できる限り頑張ります。
・質問には可能な限りお答えいたします。ご指摘、ご感想お待ちしています。
・荒らしはスルー。荒らしに反応してる人に対してもスルー。
・sage進行でお願いしますが、ageられても怒らない怒らない

2: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:09:57.25 ID:MraeMU1Uo
染め抜かれたような闇の中から、続けざまに、粘つくような液体音が響く。
途中に絶え絶えに混じり合うのは、甘やかな吐息と、嫌悪を孕んだ悲鳴。
嗅ぎなれない生臭い香りが鼻をつき、暗闇の中で行われている行為をそこはかとなしに気づかせた。

だが―――「何」がいるのか。

交響曲のように、いくつもの微かに異なる「音」が重なり合う。
ぐしゅぐしゅ、と何かを泡立て、擦りつけるような音。
ぶちゅぅ、と何かを絞り出すような音。
激しく吸い付くような音、
湿った何かを水音とともに激しく摩擦させる音、
そして、表現の言葉さえ見つからないような、想像さえもできない音。

???「いあっ…ひゃぅぅっ!だ、ダメ……ぇ……!ゆるして、ゆるしてぇぇ……!」

久方ぶりに、この空間に意味ある「言葉」が訪れた。
原始に帰ったかのように、まるで意味のない韻律しか紡がれなかった世界に、再び。

???「ごめんなさ……ひいぃあぁぁぁぁぁ!いぎぃぃぃ!」

謝罪の言葉は、絶叫へと化けた。
直前に聞こえたのは、空気をかき分けるような、細く長い音。
それはもはや、断末摩の悲鳴だった。
果たして、この場で行われているのは、一体何なのか。
吐き気を催すような血の香りは漂っていない。
ただただ生臭く、たまに薄まったアンモニアの匂いが鼻をつくのみ。

―――それだけに、何よりも不気味だった。

???「ごめんなさい!ごめんなさいぃぃぃ!もう、やめ……が、あぁぁぁぁぁ!いやあぁぁぁぁ!!」

 

???『……いけません。これは、教育なのですから』

3: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:10:28.52 ID:MraeMU1Uo
話は、二日ほど遡る。

勇者「………話が見えないぞ?」

隣女王「……陛下のご協力が必要なのです」

内密に頼みたい事がある、と訪れた隣国の女王は、ある話を持ちかけた。

勇者「つまり、あれか。態度が悪い部下に、お仕置きをしたいと?」

隣女王「はい。…どうか、お願いいたしたく」

先のワルキューレの一件は、彼女でさえもまずいと思ったとの事。
解放しろと命令したはずのワルキューレを城の地下に捕らえ、嬲り、
最終的には惨めな肉人形へと堕としてしまった。
それも、遊び半分に。
彼女はもはやヴァルハラには戻れず、今も尚、女王の宮殿で暮らしているという。

勇者「女王がそんな事を言うからには、ワルキューレの一件だけじゃないんだろ?」

隣女王「彼女らの行動は目に余ります。もはや見過ごせません」

勇者「風呂場で命の恩人を寄って集ってオモチャにしたりな」

隣女王「はい?」

勇者「あ、あぁ……いや、何でもない!」アセアセ

隣女王「?」

4: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:11:02.89 ID:MraeMU1Uo
勇者「……で、他に何をやったのかな?…言いたくないなら突っ込まないけど」

隣女王「…………まぁ、基本的にはワルキューレの方と同じです。ただ、前科があまりに多くて」

勇者「ほほう」

隣女王「…そ、その……私の口からは…とても……!」カァァァ

勇者「……(二重人格め)」

隣女王「とにかく……彼女らを教育するため。ぜひとも……『キングローパー』の力をお借りしたいのです」

勇者「キング?…ローパー?」

隣女王「…陛下は、『ポチ』と名付けておいででしたね」

勇者「あいつ、そんな種族だったの?」

隣女王「創世の女神をも穢し堕とす、最強種のローパー。淫魔でさえもよがり狂い、人間であれば悶え死ぬと言います」

勇者「えー……」

隣女王「ご存じなかったのですか?」

勇者「……確かに普通のローパーにしちゃ、やけにデカいし触手が多いと思ってた」

隣女王「…………」

5: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:11:26.38 ID:MraeMU1Uo
勇者「で、何だ。ポチを貸せと?」

隣女王「……語弊がありました。彼に、我が国への出張をお願いしたいのです」

勇者「ふーむ……」

隣女王「タダでとは申しません。……どうか、お願いします。恥を忍んで……」

勇者「…………まぁ、いいが」

隣女王「え?」

勇者「ポチも欲求不満のようだし、ガス抜きにはいいだろうし」

隣女王「ありがとうございます!それでは、明日にでも、彼を連れて行かせていただいても?」

勇者「ああ、いいとも。……こちらから、『本人』には話をつけておくよ」

隣女王「……話せるのですか?ローパーと?」

勇者「俺じゃない。……っていうか、ローパーと話せるのはやっぱり珍しいの?」

隣女王「普通は話せませんよ。そもそもローパーに発声器官など無いじゃないですか」

勇者「あ」

隣女王「……『コミュニケーション』という概念があるのかどうかさえ疑わしいですよ」

6: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:11:52.10 ID:MraeMU1Uo
勇者「しかし…他に、やり方はないのか?」

隣女王「………どんな罰を下しても、彼女らには効き目がありませんでした」

勇者「だからって……」

隣女王「……確かに、私達の種族は、抑え難いほどの『本能』を持っています」

勇者「(自覚あったのか)」

隣女王「…ショック療法、というものを試してみようと思いまして」

勇者「おいおい……」

隣女王「別に、真面目になってくれなくとも良いのです。少しだけ反省して、少しだけ慎みを持ってくれさえすれば」

勇者「まぁ、女王みたいに真面目なのもいるからな。……ちなみに、そいつらは何歳?」

隣女王「確か……CとDが47歳、他の者達は50から60……」

勇者「47でそんなキャラ!?」

隣女王「……お恥ずかしい限りです」

勇者「……年上…………いや…今に始まった事じゃないか」

隣女王「?」

7: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:12:16.03 ID:MraeMU1Uo
執務室

勇者「……ってな訳で、しばらくポチは隣国に出張する事になった」

堕女神「…また事後承諾ですか」

勇者「仕方ないだろ。ポチのガス抜きというか、慰安も兼ねてさ」

堕女神「大丈夫でしょうか。心配です」

勇者「大丈夫だって。そうそうヤワでもないぞ、ポチは」

堕女神「いえ、そちらではなく……」

勇者「?」

堕女神「隣国の淫魔です。…無事だと良いのですが」

勇者「…………え?」

堕女神「お預けを食わされ高まったキング・ローパー。その猛り狂った触手を受け止められる種族などありません」

勇者「え?」

堕女神「……淫魔でさえも耐えられない、もはや残酷な程の快感。……死者が出なければ良いのですが」

勇者「えー……ひょっとして、トンデモナイ事をしちゃったかな?」

堕女神「まぁ、聞くところでは、対象は一人ではないようですし……おそらく、大丈夫でしょう。分散されますよ」

8: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:12:50.71 ID:MraeMU1Uo
勇者「……やべ、ちょっと冷や汗が出てきた」

堕女神「せめて、ご相談下されば」

勇者「後悔してるよ」

堕女神「……それでは明日、『ポチ』を隣国へ送り……」フラッ

勇者「おい、堕女神?」

堕女神「はい…?」

勇者「…はい、じゃないだろ。大丈夫なのか」

堕女神「……問題は……ありません」

勇者「目の前でフラついておいてそれは無いだろ」

堕女神「…申し訳ありません」

勇者「……体調が悪いんなら、隠すなよ」

堕女神「いえ、大丈夫です。それより、続けさせていただきます」

勇者「…………」

9: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:13:20.83 ID:MraeMU1Uo
地下室

勇者「……そういう事で、明日から頼むぞ、ポチ」

サキュバスB「なるほどぉ~……」

ポチ「……」グネグネ

勇者「何か言ってるのか?」

サキュバスB「『腕、いや触手が鳴るぜぇ!』だそうです」

勇者「ヤる気満々だな、期待しているぞ。ちゃんと女王の言う事を聞けよ?」

ポチ「………」コクリ

サキュバスB「隣の淫魔さん達、大丈夫なんでしょーか……」

勇者「…それはもういい。既に悪党の気分なんだよ」

サキュバスB「……うーん」

ポチ「………」グネグネ

勇者「今度は何だって?」

サキュバスB「『フッ。俺様が子宮の奥まで根性を叩き直してやるぜ』ですって」

勇者「キャラ変わってね?」

サキュバスB「この子、いつもわりと熱血ですよ?」

勇者「いらない情報増やすな!」

10: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:13:52.95 ID:MraeMU1Uo
――――そして、明くる日。
女王をもてなした後に、馬車にローパーを詰め込み、彼女らは帰って行った。
軟体を持つ魔物は馬車にみっちりと押し込まれ、女王を含めた数人の淫魔は、別の馬車へ。

勇者「それじゃ、ポチ。頑張れよ」

ポチ「………」グネグネ

サキュバスB「『おれにまかせろ』だそうです」

勇者「マネすんなこの野郎」

隣女王「それでは、ありがとうございました。……済み次第、こちらにお送りいたしますね」

勇者「ああ。……まぁ、好きにさせて。責任は俺は取らないぞ」

隣女王「?」

勇者「いや、別に。……それでは、体に気を付けてな」

隣女王「はい。それでは、皆様方もお元気で」

 

馬車が見えなくなるまで見送り、勇者と彼女らは城内へと戻る。
―――そして、話は隣の国へ。

11: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:14:22.84 ID:MraeMU1Uo
隣女王「……いいですか?」

幼淫魔C「…?女王さま?何ですか?」

夜中、宮殿の中を見回っていた「一人目」へ、隣女王が声をかけた。
当人はきょとんとして、次の言葉を待っている。
減らされた明かりの下で、女王の顔は苦く、歪んだ。
唇の震えを押さえながらでは、上手く言葉は綴られない。

たとえこれが罰だと分かっていても。
臣下の素行を正すための、仕方ない過程であろうとも。
彼女は、まるでどちらが罰を下される側なのか、分からないような空気を漂わせていた。

 

隣女王「ついてきていただけますか?あなたに、大切な話があるのです」

幼淫魔C「……はい。どこに行くんですか?」

隣女王「地下へ。どうしても、他の者には聞かれたくない話なのです」

幼淫魔C「わかりました」

疑いを一欠片も持たず、彼女は、女王へと追従した。
その素直な態度に、ちくちくと胸が痛む。

これから―――彼女は、「教育」を受けるのだ。
それも、淫魔をも喰らう魔手によって。

 

12: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:14:55.67 ID:MraeMU1Uo
階段を抜け、底冷えのする地下室を歩み続ける。
反響した足音が重なり合い、二人だけの足音が幾倍にも増えて聞こえた。

あくまで振り返らず表情を見せない女王。
それに反して、表情が少しずつ曇り始めた、幼い淫魔。
足取りがどこに向かっているかを、理解し始めたからだ。

ワルキューレに始まり、訪れた他種族の女を弄ぶのに使った、鉄扉に隔てられた空間。
その場所へと誘導されていると、気付いたのだ。

幼淫魔C「…女王、さま?」

隣女王「はい」

幼淫魔C「どこへ…行くんですか?」

隣女王「すぐ近くです。…言ったでしょう。誰にも聞かれたくない話があると」

優しくたおやかな女王にしては、冷たい声で返事がされる。
有無を言わせぬ迫力さえ感じ、幼淫魔Cはすぐに口を噤んだ。

隣女王「……着きました、この部屋です。こちらへどうぞ」

案内された場所は―――予想を裏切っては、くれなかった。

13: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:15:25.19 ID:MraeMU1Uo
重く軋んだ音を立て、鉄製の扉が開かれる。
入り口を除いて照明は落とされており、部屋の奥には完全な闇の一角があった。
否――正しくは、部屋の7割が、暗闇と化していた。
入ってすぐの壁面に蝋燭が3本ほど灯されている他は、何も無い。
飲み込まれるような、誘い込むような、闇。

幼淫魔C「……あの……?」

隣女王「入ってください」

幼淫魔C「で、でも……なんで、こんな……暗く……?」

隣女王「使わない部屋の明かりを落としておくのは、おかしいですか?」

幼淫魔C「………」

隣女王「…私は、『入りなさい』と言いましたよ?」

幼淫魔C「は、はい!」

急かされ、疑念を宿したまま、部屋に入る。
眼で見通せない闇の中には、気配を感じるような錯覚をする事がある。
それ故、人々は闇を恐れる。
そこに見えぬ何かが存在するのではないか、と慄く。

この場合は、無論、錯覚ではないのだ。
闇の中には、文字通りの『魔物』が潜んでいるのだから。

14: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:16:00.17 ID:MraeMU1Uo
開け放たれた入り口近くに、女王が立つ。
闇を背にして、幼淫魔Cが、背を気にしながら向かい合うように。
未だ、自らに起こる事も、闇の中にいる者も、理解している訳では無い。
あまりにも、不自然すぎる事だけだ。

女王が声をかけ、自分一人を連れてきた事。
話があるといい、地下室の、それも奥まったこの部屋へと連れて来られた事。
よりによって、幾多の凌辱が行われたこの部屋、それも何故、ことさらに闇へと包まれているのか。

そして―――何故、女王は口を開こうとしないのか。

隣女王「……私は、あなたが好きです」

幼淫魔C「え……?」

隣女王「いえ、あなただけではありません。私は、我が国の民を愛しております」

幼淫魔C「え、な、何ですかぁ?」

隣女王「…都合のいい物言いだとは分かっています。私は……あなたが好きだから、こうするしかないのです」

幼淫魔C「な、何を言ってるんですか?」

隣女王「……ワルキューレを弄び、魔界に迷い込んだ人間を性別関係なく犯し、壊してしまった」

幼淫魔C「…………?」

隣女王「これは罰ではありません。……でもあなたには、一度だけ地獄を見ていただくしかないのです」

幼淫魔C「何……?こ、怖いですよ?女王さま?」

隣女王「………お願いします。『ポチ』さん」

15: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:16:34.60 ID:MraeMU1Uo
闇の中、空気が蠢く。
やたらに粘っこい音が高らかに響き、闇に感じた気配が一気に収束していく。
背を向けていた彼女の背筋に走ったのは、悪寒などという「生ぬるい」ものではない。
本能が、ただ一つの言葉を警鐘を打ち鳴らす如くに繰り返す。
彼女の思考一切すべてがそれだけに傾き、他の思考を叩き出して。

―――逃げろ。逃げろ。逃げろ。逃げろ。

振り返る事無く、半開きの扉へと走り出す。
女王の脇をすり抜け、敷居をまたいだ、その瞬間。

腹部、足首、肩、胸。
全身に何かが巻き付く感触。

 

粘り気や不快感を感じるより先に、強烈な負荷とともに、一気に引き戻され――闇の中へと、引きずり込まれた。
眼の端に女王の姿が映り、それは、一瞬で遠くなった。

幼淫魔C「……な、何っ!?じょ、女王さまぁ!」

隣女王「…あなたが反省し、行動を少し改めてくれればそれでよかった。……でも、あなたはその全ての機会を蹴ったのです」

幼淫魔C「やだっ……!ね、ネバネバして……ひゃぁぁぁっ!?」

隣女王「……それでは、また明日の夜に来ます。その時には、お返事を聞かせてくださいね?」

視界を埋め尽くす触手の林に、扉をくぐる女王の姿を認めた。
彼女を独り、魔物とともに残して。

幼淫魔C「ま、待ってぇ!置いていかないでぇ!いや、いやだよぉぉっ!」

せめてもの情けか、女王が出る間際に、室内の蝋燭が全て灯る。
そして―――扉が閉まる無慈悲な音が、竦ませるように響き渡った。

16: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:17:09.00 ID:MraeMU1Uo
完全に閉め切られた空間に、淫魔と、魔物が取り残される。
罠にかかった鳥のように、彼女は何度も逃れようと手足をばたつかせる。
しかし、それは足掻きにもならない。
小さく力の弱い彼女では、からみ付く無数の触手から逃れる事などできない。

手首を、太腿を、華奢な腰を、細い首を、大小合わせて数十の触手が拘束する。
粘っこく不気味に暖かい潤滑液が、彼女の全身をぬめぬめと穢していく。
衣服からじんわりと浸透し、ぬるま湯に浸かっているような感覚が広がる。

幼淫魔C「…や、だぁ……気持ち、わるいよぉ……!」

不平をこぼした口に、粘液がわずかに忍び込む。
量にしてほんの数滴にも満たないそれは、口内に異様なほどの生臭さを充満させる。
息をするのも苦痛となり、鼻を抜けるそれは幾度も吐き気を催させる。

幼淫魔C「いやっ!臭い………!うぶぅっ……」

咄嗟に吐き出そうと試みるも、瞬間、更に多くの粘液が滑り込んでくる。
耐えがたい悪臭と不快感、そして「恐怖」は、永劫の如く彼女を責め苛む。

その悪臭が逆に気つけとなってパニックをやや落ち着かせた彼女は、現状を把握しようと試みる。
肉体に、苦痛は感じない。
全身を隈なく縛められながらも、痛みは無い。
むしろ、彼女に不要な痛みを与えないように、この触手の主が慮っているようにも思えた。

幼淫魔C「ローパー……?」

本体は見えない。
しかし、他に思い当たるものも、当てはまるものもない。

――――――――

無数の触手を蠢かす魔物、ローパー。
硬質化させた触手を用いて甲冑をも貫き、鞭のように薙ぎ払い、その戦闘力も侮れたものではない。
人界に存在するローパーには、その生殖方法において二つの種類が存在する。
「産卵型」と、「受精型」だ。
前者は捕らえた他種族の体内に産卵を行い、同時に獲物を麻痺させて苗床へと作り変える。
そして後者は、他種族、人間をはじめとした種族の体内に精を放ち、種を植え付け、受精させる。
その為に、排卵を促す成分を注入するための針のような器官を通常備えている。

17: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:17:42.77 ID:MraeMU1Uo
しかしここは、人界ではない。
ローパーが繁殖に用いる事ができるような種族は存在しない。
多岐にわたる淫魔をはじめとした魔族、アラクネ、ラミアといった女性型の魔物。
どちらも、ローパーに後れをとる代物ではない。
強いて挙げれば総じて臆病な性質の「ハーピー」が当てはまるが、空を飛べる事を考えると、捕まえる事は不可能。

繁殖の手段と機会は、この魔界には無いと言ってもよい。
魔界に適合したローパーは進化を遂げ、独自の繁殖方法を発達させていった。
とは言っても、他種族の力を借りずに産卵を行い、自ら子を育てるだけである。
もともと至極単純な魔物である彼らには、遺伝子を交配させる意味はそう無かった。

しかし、一部のローパーはいつしか、掟破りの生存戦略を打ち立てた。
単純明快、そして生物として不可能ともいえる難題を、追い求めて。

―――「死ななければ、繁殖の必要はない」

――――――――

幼淫魔C「んっ……んぅぅぅ!」

為すがままにされていた彼女が、力を漲らせ、魔力を放つ。
紫紺の光が室内を照らし、燭台の火がゆらぐ。
その瞬間、彼女の全身をまさぐっていた触手の群れが紫の炎に包まれる。
彼女の体に熱は伝えず、ただ触手だけに熱傷を与えようと。

淫魔の魔力によって生み出された炎は、決して消えない。
相手を焼き焦がすまでは、たとえ水中に逃れようとも燃え続ける。

――――はずだった。

18: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:18:16.52 ID:MraeMU1Uo
ぼしゅ、という空気の抜けたような音とともに、呆気なく炎は消えた。
触手たちは、何事も無かったかのように活動を再開した。
より正確に言えば、炎にまとわりつかれていても、活動は止めなかった。
ひたすら、準備段階のように彼女の全身に粘液のドレスをまとわせていく。

幼淫魔C「う、そ……?何で?何でぇっ!?」

反撃が功を奏さなかった事で、彼女は再びパニックを引き起こす。
通常のローパーであれば、十分に倒せていたはずなのに。
何故――と。

――――――――

触手の主は、通常種ではない。
王の名を冠した、『最強の』ローパーなのだ。

その軟体は、切断されようと即座に再生する。
新たな触手を一瞬で創造する事ができ、ありとあらゆる状況に対応する。

何より、彼らは「魔族」の魔法に対して、「無敵」だ。
たとえ魔族の王であろうと、魔族の魔法では、キングローパーを打つ事はできない。
そよ風に吹かれたほどにも感じず、その生命の灯を揺らがせる事などできない。
いかなるメカニズムによるものか、未だに解明されてはいない。
とにかく、魔族の魔法に対して「不滅」なのだ。

それが、『最強』たる所以。

――――――――

幼淫魔C「ひゃふっ……!?」

ぐちゃぐちゃに湿った布に潜り込み、彼女の小さな乳房が、直に揉まれた。
太い触手の先端から分かれた細い触手が、胸部を帯のように巻く衣へと侵入する。
粘液によってぬめりを増した布と肌の間から、凧糸ほどの触手が何本も入り込み、同じ場所を目指し、蚯蚓の如く這い進む。

そして、目的地に合流した触手たちは、寄り集まり、小さな乳房の、その頂にある飾りを一斉に締め付けた。

幼淫魔C「いっ…!ひあぁぁぁぁ!!」

19: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:18:44.31 ID:MraeMU1Uo
十本近い微細な触手が、一斉に乳首へと絡み付き、締め上げる。
「痛み」に限りなく近く、「痛み」には絶妙に到達しない快感。
波打つように触手たちが蠢き、絶妙に、硬く尖りつつある乳首を快楽で取り囲む。
一本が緩めば、一本が堅く締め上げ。
緩んだ一本は、乳首の頂点をこすり、別のアプローチをもって責めを続ける。
ある一本は乳首の周りをさわさわとなぞり、くすぐったさを届けるように。

幼淫魔C「やっ…あ、ん…ふぅ………」

布の下で、発達する事のない乳房を幾度も幾度も、執拗に責め抜かれて、声に甘みが差す。
嫌悪に染まっていたはずの顔は、早くも快感に浮かされていた。

触手の主は、外見に似合わぬほどの繊細さと鋭敏な感覚を用いて、淫魔の身体を蹂躙していた。
不死のローパーの永遠に近い「経験」は、膨大な情報として蓄積されているのだ。
どこをどう責めれば、どう反応するか。
種族の違い、年齢、筋肉の付き具合、骨格。
最初の愛撫で、その全ては完全に把握していた。

不意に、ひときわ太い触手が二本、彼女の胸へと近づく。
先端は植物のつぼみのように大人の拳ほどに膨らみ、中心から三本の筋が入っている。
二本の触手の接近に合わせて、細い触手達が、彼女の乳房を解放した。

幼淫魔C「……は……ぁ……」

半ばほど開いた口から、名残惜しげな韻が漏れたのを皮切りに、
細い触手達は一斉に蠢き、小さな胸を隠す布を一息に引き裂いた。

20: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:19:33.83 ID:MraeMU1Uo
あっけなく、彼女が上半身にまとっていた一枚きりの衣は細切れとなった。
女王よりやや薄い褐色の肌に映える、薄く桃色に色づいた乳首が露わになる。
乳輪は小さく、乳首はぷりぷりと尖り、呼吸に合わせて震えていた。
たっぷりとまとわされた粘液が蝋燭の光をてらてらと反射し、艶めかしくきらめく。

幼淫魔C「あっ…う…!」

粘液でぬめった状態で、触手による愛撫を受け続けて敏感になった乳首に、外気は冷たかった。
ぴくん、と小さな飾りが震えたのに合わせて、粘液をふんだんにまとった別の触手が、露わになった乳房を撫で回す。
粘液は、意外にも暖かかった。
ぬるま湯を冷めにくくしたようなどろどろの液体が胸を包み、暖めるように塗りこめられていく。

幼淫魔C「んっ……うん……」

淫魔の視線が宙を泳ぎ、胸の前で静止したままの、つぼみ状の触手に留められる。
不自然に静止したままの二本の触手が、彼女の目の前でゆっくりと「開花」していった。

朝日を浴びて開く花弁のように、三方向へと開いていき、内部が徐々に見えてきた。
三つに分かれた内側には真珠ほどの肉の粒がぎっちりと生えそろい、落ちる雫からは、蜜のような甘ったるい香りが漂った。
中心部には更に小さなつぼみがあり、外側と同じように、三本の筋が入っていた。
食虫植物のようにゆっくりと開き切ったそれは、内側の粒の一つ一つから液体を滲みださせ、近づいてくる。

幼淫魔C「…なに……する、の……?」

恐怖は、感じていない。
垂れる蜜の香りに鎮静作用があるのか。
それとも、これまでの触手の優しい振る舞いに、心を開きかけているのか。

恐らくは、その両方。

21: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:20:11.23 ID:MraeMU1Uo
二振りの三叉の触手が、包み込むように、薄い胸にそれぞれ向かう。
ゆっくりと触れ合った部分からは、じんわりとした暖かさが広がる。
人肌より少し暖かいぐらいの開いた触手がぴったりと張り付くと、彼女の乳首と乳輪は、たやすく隠れてしまった。

内部に敷き詰められた肉の粒が、小刻みに蠕動し始めた。
絞られるように粘液が一粒一粒から滲み、滑らせるように、何度も何度も彼女の胸を撫でる。

幼淫魔C「ひゃあ……!あぁんっ!」

やがて、触手全体が彼女の胸を中心に、大きく円を描くように動き出し、ぐしゅぐしゅと擦り付けるように、肌を這う。
柔らかい肉のブラシが、ぬるい潤滑液を泡立てるように、何度も行き交う。
優しく体を洗われるような感触は、性感とは別の「快楽」をもたらしめる。
その合間にも触手の群れは彼女の二の腕を、腹を、足首をも暖め続けていた。
彼女が、「寒さ」も「痛み」も、感じる事のないように。

幼淫魔C「……きもち、いい……よ……」

体表の感覚器を、やわらかく刺激され続け、いつしか、彼女の認識は遠くへと置かれていた。
柔らかな肉のブラシが、ごしごしと、薄く敏感な胸から、小さな翼の生えた背中、折れそうな首と肩、
皮膚の薄い二の腕の内側、そして腋の下をこすっていく。
貪るような性感ではなく、より感じやすく、暖かい快感。
ローパーによってもたらされているとは、信じられないほどに。

三叉の触手が胸以外の箇所を撫でている間は、衣を引き裂いた微細な触手が、再び乳首へと伸びた。
先端をつつき回し、横から摩擦し、優しく引っ張り、しごき上げる。

魔界でも指折りの邪淫の性を持つ彼女らでも。
いや、だからこそ、この幻想のような愛撫に酔ったのだろう。

22: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:20:41.52 ID:MraeMU1Uo
三叉の触手によって全身を嘗められている間に、四本の触手がウエストに伸びた。
こちらは何の変哲もなく、大人の指を四本束ねた程度の太さを持つ、標準的なものだ。
強いて差違があるとすれば、先端に吸盤のようなものがいくつかついている程度。

その四本の触手は、ゆっくり、ウエストから侵入し。
彼女の、下半身にまとったものをを脱がせようと試みる。
ゆったりと膨れたシルエットの白いズボンのウエスト部分が、四方向に引っ張られ、同時に下へと力が加えられる。
ズボンの下には何も穿いていないのか、足の付け根までが見えても、下着のサイド部分は見えない。

彼女は、いまだ気づいてはいない。
触手の群れが上半身に集中しているため、今まさに生まれたままの姿にされようというのに、気付かない。
それほどまでに、三叉の触手による、洗い清めるような愛撫は効果を見せていた。

太腿の半ばまで、引きずり下ろされる。
触点を撫でられ、ぴくりと震え、流石に感付いたかに思えた。

しかし、抵抗の意思は示さない。
彼女は、もう既に抵抗などする気はないのだろう。
このローパーに身を任せ、快楽を得よう、と。

幼淫魔C「……いい、よ。ぬがせ…て……?」

肯定と受け取ったのか、触手達は、一息に、彼女のズボンを脱がせる。
筋張った膝、むっちりと肉がついた太もも、細くのびたふくらはぎ、締まった足首。
まるで人間の幼い少女のようでもあり、淫魔にふさわしい、調和さえ備える。

直後に数本の触手が伸びて、彼女の足裏から付け根まで、粘液を塗り込め始める。
上半身にそうしたように、丹念に、丹念に。

もはや、彼女の鼻は生臭さなど感じない。

それどころか、上等な香油にさえ感じていた。

23: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:21:17.87 ID:MraeMU1Uo
下半身をもくまなく嘗め尽くした三叉の触手は、再び、胸へと戻る。
乳首を中心にぴったりと張り付き、胸全体をもぐもぐと味わうように蠢いて。

その中で、内側の「つぼみ」が開く。
彼女には見えないが、その内側にあるものは、醜悪な器官だった。
針のような毛が生え揃い、中心からは、紛れもない、1cmほどの「針」が突き出ていた。
取り巻くように二本の細い触手が生えているが、これらは、主として彼女に快楽をもたらすためのものではない。

彼女を、「身動きが取れぬように」するためのものだ。

 

幼淫魔C「ひっ……!?」

かぷり、と内側のつぼみが開き、両乳首に同時に噛みつく。

幼淫魔C「い、いた……!な、なんで…ぇ……!?」

必然として針が乳首に突き立ち、二本の触手は乳首へ、離れぬようにキツく巻き付いた。
ぬるま湯のような愛撫に、急に襲った痛み。
彼女には、痛覚よりも先に、困惑が襲いかかった。

 

キングローパーの生態として、興味深い点がある。
それは、捕らえた異種族の雌に対して、まず粘液を用いて念入りな愛撫を行うのだ。
極めて高い媚薬効果を持つそれを塗り込める事によって、認識を桃色の靄がかかったように狂わせる。
この工程での優しささえ感じる振る舞いは、獲物をリラックスさせるための、演技に過ぎない。
食虫植物が蜜の香りで虫を引き寄せ、捕食するのと全く同じだ。

24: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:21:55.52 ID:MraeMU1Uo
獲物がリラックスし身を任せたと同時に、拘束していた触手群は、運動の性質を変える。
すなわち、「落ち着かせるため」から、「絶対に離さぬため」に。
たとえ関節が外れようと、拘束は外れない。
相手を殺してしまうような事はしないが、それは不幸ともなる。

キングローパーに捕らわれてしまったものに、安らぎは訪れない。
彼らは魔力さえ操り、獲物が死ぬ前に、回復の魔術をかける。
そして回復と同時に、壊れてしまいそうなほどの快楽を再び送る。

突き刺し、抉り、貫き、揉みしだき、凄惨な凌辱を行う。
この魔界の史実においても、キングローパーによる死者は数える程度。
何故ならば、彼らは原則として「死ぬ直前でやめる」からだ。

それでも死者が出てしまうのは、何百年もの間、女の身体を弄ぶ事ができなかった場合だ。
抑えられぬストレスは箍を外し、たとえ女神であろうとも、壊れるまで弄んでしまう。

 

幼い淫魔は、キングローパーに気を許してしまった。
それが、どれほど危険なのかも知らず。

幼淫魔C「いたっ……いたいいたいいたいぃ!やめて!はなしてぇ!はなしてよぉっ!」

ぎりぎりと乳房を絞られ、乳首を貫かれ、涙を滲ませて叫ぶ。
もがこうにも、先ほどまで緩く巻き付いていた触手は硬化させられ、もはや身じろぎひとつできはしない。

25: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:22:21.53 ID:MraeMU1Uo
唐突に襲った苦痛に、彼女は身を反り返らせ――ようとする。
だが、それは徒労でしかない。
というのも、既に、反り返ったままの状態で、ローパーの本体に押し付けるように捕縛されてしまっているからだ。
両手は大きく上げ、つるりとした腋下までもが露わになる状態で。
股は大きく開かれ、まるで毛のない秘所が晒されている。

幼淫魔C「ひどいぃ……ひどい、よぉ……」

乳首からの痛みに慣れ出した頃、次にやってきたのは、哀しさ。
気を許した途端に苦痛を与えられ、裏切られたような気持ちになったのだろう。
『教育』という本来の目的を忘れてしまったのは、彼女の幼さからか。

幼淫魔C「……っ!」

ビクン、と彼女の身体が震えた。
それと前後して、彼女の胸に張りついた触手が、小さく震える。

幼淫魔C「やっ……!あつっ……!あついよぉぉ!!」

張り付いた花弁状の触手の下、二枚の舌のような触手が緩む。
代わりに、先端の針からは液体が注射された。
まるで溶けた鉛を流し込まれたかのような熱と重苦しい痛みが、乳首を通して薄い胸へとなだれ込む。

幼淫魔C「やめてぇ!やめてぇぇぇ!あづっ…あづい゛ぃぃぃぃ!…あ、あ゛ぁぁぁ~~~!」

ぎくん、ぎくんと体が痙攣するが、叶わない。
もがいて気を紛らす事すらも許されず、胸からやってくる苦痛に耐える事しか、できない。

時間にして、数秒間。
しかし、痛みに耐える事しか許されない身にとっては、永劫を歩むように思えた。

26: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:23:20.47 ID:MraeMU1Uo
ようやく胸から触手が離れる。
乳首から針が抜かれる感触は、感じなかった。
直前の地獄のような痛みと、熱さは、それほどまでに強烈だった。
一時的とはいえ、彼女の胸の感覚を、麻痺させてしまっているのだ。

幼淫魔C「ひっく……うぅ………ぐすっ……」

涙と洟、そしてだらしなく開いた口から垂れる唾液にまみれ、すすり泣く。
行き場を失った感情は、涙となった。

幼淫魔C「……ひゃっ!?」

幼い顔の彩りが乾く間もなく、触手は、ついに彼女の秘所へと伸びる。

幼淫魔C「やだ…もう、やめて…ひどい事、しないで……!」

割れ目をつるりとしたシャープな先細りの触手がこすり上げた時、怯えが顔に現れた。
悪戯心で男女問わず他者を弄ぶ、淫魔の中でも特に危険な種族の、彼女にさえ、恐ろしく感じた。
ローパーの考えなど、分かる筈も無い。
仮にこの触手が苦痛ではなく快楽を与えるためだったとしても、それが目的とは限らない。
安心させたところで―――再び、苦痛が来るのかもしれない。

もはや、ローパーに対して感じた一種の安心感は、跡形残さず消えていた。
あるのはただ、『異種』へ感じる畏怖。
理解を超えた存在への、限りない恐怖。
人間でも、エルフでも、ワルキューレでも、淫魔でもない。

まさしく、「モンスター」へ対する、原初の恐怖。

27: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:23:59.95 ID:MraeMU1Uo
恐怖とともに、彼女はようやく、思い出すことができた。
魔界に生息するローパーの中でも、最も畏怖される存在、キングローパーの伝説を。

視界の端にちらちらと、用途の読み取れない触手が行き交う。
秒単位で進化し、対象を効率的に責めるための「魔手」の群れが。

――――――――

キングローパーには、生殖という概念が存在しない。
射精する事も、産卵する事もなく、その為の器官は既に体内から淘汰されて、名残りすらもはやない。

彼らは不死であり、不滅。
神の力を借りた魔法であれば、彼らを肉片と化す事ができるかもしれない。
だが、それさえも一時しのぎであり、100年も経てば、たとえ肉片からでも再生してしまう。
彼らは、何のために、他種族の女を嬲るのか。
それは、彼らにしてみれば娯楽でしかない。

他種族の女の淫水、母乳といった体液は、彼らにとってはたまらない嗜好品なのだ。
想像を絶するような進化を遂げ、「永遠」を獲得してしまった生物は、「趣味」を求めた。

強烈な媚薬成分を体内で作り出す事にも成功した。
知能を獲得し、魔力さえも備えた。
思い描くままに、瞬きほどの間に新たな触手を生み出せるようにもなった。

美酒を嗜むかのように女の淫水を味わい、楽しむ。
歌劇を鑑賞するかのように嬌声を上げさせ、楽しむ。
その為にはたとえ、絞り尽くされた相手が乾いた死体へと変わろうとも構わない。

――――――――

28: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:24:28.45 ID:MraeMU1Uo
彼女が魔手の伝説を思い出し、慄く僅かな間にも。
粘液をまとった触手が、未発達な割れ目を執拗に素股のように擦り上げる。

ぬちゅ、ぬちゅ、と淫靡な音を立てて暖かい粘液をすり込まれている内に、彼女の顔が上気したように朱くなっていく。
いかな恐怖があるとはいえ、少女の姿とはいえ、やはり、「淫魔」なのだ。
性器をはじめとした性感帯への刺激には、抗えない。
先細りの触手が割れ目をこする間、やわらかく薄い内腿の皮膚も、同様に擦られる。

幼淫魔C「きゃんっ……!や…は、ぁ……!」

秘所や胸とはまた違い、くすぐったさが先に立つ。
先端から細引き状の触手がイソギンチャクのように伸びた触手が、彼女の内腿を何度も行き来する。
その微細な触手の群れは自在に伸び、太腿を無数の舌で嘗め、しゃぶられるような刺激を与えた。
くすぐったさは少しずつ「快感」へと変じて、一度は恐怖に支配された彼女の心は、早くも溶け始める。

疑心が晴れた訳ではない。
恐怖が消えた訳でもない。
ただ―――淫魔として、抗えないものがそこにはある。

幼淫魔C「あっ……あぁ……う…ん……」

吐息に悩ましい喘ぎが混じり始めた頃、秘所を擦っていた先細りの触手は、ゆっくりと股の下へと消え。
代わりに、その下にある小さな蕾へ、尖端を押し付ける。

幼淫魔C「うひゃっ!?」

つぷり、と先端数ミリが沈み込んだと同時に、腰が浮く。
不意打ちに蕾を持ち上げられて、頓狂な声まで上げて。

29: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:25:07.63 ID:MraeMU1Uo
蕾の口へ、先細りの尖端数ミリほどが、馴染ませるようにゆっくりと行き来する。
桃色の蕾は跳ねのけようと括約筋を絞るが、ヌルヌルの粘液をまとった触手は何事も無かったかのように、
無遠慮に彼女の尻穴を弄ぶ。

幼淫魔C「…やめて……やめてよぉ……」

つぷ、つぷと、幾度も触手が「尖端のみ」を用いて出入りさせる。
挙動を予測できないローパーの愛撫が、彼女の心に沁み込む。

触手で、蕾を性器のように扱われるのか。
ずぼずぼと、めくれるような強引な抽送を行われてしまうのか。

それとも、内部で何かを行うのか。
何かを注入され、腸を刺激し、その後は―――

 

彼女のつたない予測に反し、触手は、いとも簡単に引っ込む。
文字通りに、ローパーの本体を取り巻く、無数の触手の中へ。
そして代わりに、内腿を嘗めていたイソギンチャク状の触手が、ゆっくりと桃の蕾へと近づく。

幼淫魔C「んひぃぃあぁぁぁぁぁぁ!!」

細引き状の触手の群れが、蜘蛛の死骸のように一度収縮し―――即座に、爆発したように、一斉に蕾へと向かう。
太い触手の侵入はある程度拒めても、糸のように細い触手は、たとえ群れであろうと拒めない。
しわの合間を縫うようにして、数にして数十本の触手は、腸内へと我先に入り込む。

幼淫魔C「あひゃっ…ぁ……!おし…り……おしり……ぃ…!」

30: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:25:50.06 ID:MraeMU1Uo
蕾から遡る触手は、最も長いものでも20cmほど。
五本ほどの触手は入り口付近で留まり、少しずつ、蕾を開かせようと試みている。
残りの触手は、直腸内を思うがままに蹂躙する。
粘膜に傷がつかぬよう注意を払いながら掻き、朱く充血したシワを伸ばし、粘液を排出しながら、
後に備えて滑りを良くして。

指でも男根でも器具でもなく、触手たちに尻穴を弄ばれ、彼女の脳に、ぐちゃぐちゃになった感覚と感情が火花を散らす。

幼淫魔C「やらっ……やめれ……ぇ……こわい…こわいよぉ……」

涎がからみ、呂律が回らず、それでも、「恐怖」をしきりに誰にともなく訴える。
幼い姿の彼女ではあるが、ことさらに、幼くなってしまったようだ。

体内に侵入される感覚は、もはや恐怖でしかない。
同種の淫魔同士で卑猥な『遊び』に興じ、尻穴への愛撫を行った事も、行われた事もある。
人間界で、ある国の宰相を誘惑した時は、その男は前ではなく後ろの秘めやかな蕾へと関心を示していた。
もともとが淫魔なだけに、その時には、楽しく、心地よささえ感じた。

だが、言葉の通じない異種の魔物に、となれば話は別だ。
先ほどの胸への愛撫から、急転した苦痛。
思い出しただけで、戦慄が走る。
行動が読めないというのは、それだけで恐怖なのだ。
それも――体内に侵入されてしまっている、今では。

直前に行われた、胸への刺激を思い出した刹那。
既に引きかけていた胸の痛みが、また異質な違和感を放っている事に気づく。

31: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:26:20.96 ID:MraeMU1Uo
薄い胸が、不自然に膨らんでいた。
皮下に大量の油を注射されたかのように、胸囲にして4cmは増しているだろうか。
その中でも乳首はぷりぷりと硬くしこり、乳輪も引っ張られるように膨らんでいる。
たまに触手が触れる度に、ジンジンとした、むず痒さにも近いほのかな痛みが走る。

幼淫魔C「なに…なに、これ……?」

その反応を待っていたかのように、再び、新たな触手が見える。
彼女の顔の前で二本の触手が左右に割れて、「口」のように開き、幼い顔に生臭い息を浴びせかけた。

思わず顔を逸らしかけたが、口の中に仕舞われていた、もう一つの器官に目を奪われる。
ずるり、と左右に分かれた中から、まさしく、不細工な「唇」のような器官が飛び出た。

幼淫魔C「…やめて……もう、やだよぉ……!やめてよ……!」

その時、細い触手が右の乳房へと肉薄し、全体をゆるやかに巻いて乳首へと先端をあてがう。
痛々しく膨れた乳房を触手が優しく圧迫し、先端の数センチが、硬くなった乳首を揉み解す。
瞬間―――緩やかな丘の頂点から、白い液体が細く漏れた。

幼淫魔C「え……!?なんで…これ……って……!うそ……おっぱい……え……?」

白い液体の正体を察して、彼女は青ざめる。
本来彼女の状態からは、出るはずのない、「母乳」が吐き出されたのだ。
これが、先ほど注射された液体の効果。
乳腺を活性化させ、急激に母乳を蓄えさせる。
「その後」は、今眼前にある触手の形状から察する事ができた。

32: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:27:25.36 ID:MraeMU1Uo
幼淫魔C「やっ……やめて!やめてやめてやめてやめてぇぇぇぇぇぇっ!!」

懇願むなしく、その新たな二本の触手は、無残に膨れた「乳房」へとそれぞれ向かう。
左右に分かれた口がパンパンに張った乳房に張り付き、昂った神経が、過剰なまでに反応し―――

幼淫魔C「きゃはぁぁぁっ!」

間髪入れず、内部の「唇」が二つの乳首に同時に吸い付く。
乳輪までを飲み込み、歴戦の淫魔がそうするかのように、乳首を転がし、同時に強烈に吸引する。

幼淫魔C「いやぁぁぁっ!やめて、飲まないでぇ……!」

ごく、ごくと嚥下するような音が響き、触手が波打ち、幼い姿の淫魔から絞られたミルクを本体へと届けていく。
心なしか触手の主は満ち足りたように、楽しむように、続けざまに何度も飲み下す。
外側の「口」はその間、絞り出すように、張った乳房を優しく揉みしだいていた。

無理やりに母乳を出させられ、あまつローパーに搾られ、飲まれているというのに。
絶叫するような懇願とは裏腹に、彼女は強烈な快感を覚えていた。
パンパンに張った乳房を揉み解され、内部にある母乳を猛烈な勢いで吸われる気持ちよさ。
乳首を通して魂が吸い出されるような、背筋から足裏までがびぃんと伸ばされる、ゾクゾクとした背徳の悦楽。

幼淫魔C「っ……か、は……あぁぁぁぁぁ……!」

脳内までも、ミルクのように白く染められていく。
メリハリのない、続けざまの太い線のような快楽に。
堪えられたのは、そう長い時間ではなかった。

33: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:28:04.81 ID:MraeMU1Uo
幼淫魔C「っ…ァ……い、ぐ……ぅ……!」

変わらぬペースで母乳を搾られ続けたまま、彼女は、呆気なく達してしまう。
全身を粟立たせる快感は、今もって続けられる搾乳行為の快感の前には、薄くさえ感じた。

幼淫魔C「っぁ……あ゛ぁぁぁぁぁああぁぁぁ~~!」

石造りの室内に、喉が裂けそうなほどの声が反響する。
恐らくは、鉄扉を隔てて、宮殿の中にさえ聞こえただろう。
それはもはや、獣の蛮声に近い。
淫魔の、それも……少女の姿の淫魔の喘ぎ声などとは、到底予想できないだろう。

ぱっ、と彼女の脳内で明滅した時、彼女に変化が現れる。
未だ無数の細引きの触手に弄ばれたままの蕾がゆるみ、開く。
同時に尿道も弛緩し、淡い黄色の液体が放物線を描き、冷えた石の床に落ちてしぶきとともに湯気を上げた。
割れ目はパクパクと開いて閉じてを繰り返して、トロトロと蜜が溢れ、後ろの蕾まで伝っていく。

しばらく、そのまま―――キングローパーは、満足そうに。
「獲物」が放尿を終えるまで、残りの母乳を吸い上げながら待っていた。

34: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:29:01.63 ID:MraeMU1Uo
閉じ込められて、まだ一時間と経ってはいない。
早くも、彼女の体力は限界に近づいていた。
本来出ないはずの母乳を絞り出され、未だ味わったことのない快楽の果てを、見てしまって。
股を濡らすものが汗なのか、淫水なのか、それとも小水なのかさえ彼女にはもはや分からない。

無理やりに出させた母乳を最後の一滴まで搾り、乳輪に付着したものを嘗め取り、二口の触手は離れる。
もう、乳房の膨れは無くなり、元の小さな、乳首しか無いような胸へと戻っていた。

幼淫魔C「……あ…ぁ、は………」

快楽の余韻が甘く全身を痺れさせ、毒に中てられたように震えた。
その目は、もはやどこも見てはいない。
まるで、そう―――穢された娘のように。

幼淫魔C「ああぁぁ………くっ…ふぅぅん………」

漏れ出る吐息には、感情は載っていない。
ただ、尋常ではない疲労感と心地よい脱力感が、波に揺られたように彼女の声帯を震わせているだけだ。
全身の怠さに、彼女は指先さえ動かす気になれない。

幼淫魔C「ふぁぁっ!?」

もはや粘液とも、彼女の尿とも蜜ともつかない液体に塗れた、一本の触手が秘所に触れる。
形は大雑把な節くれだった男性器にも似ているが、全体がイボに覆われ、その一つ一つが絶えずに震えていた。

同時に、もう一本の触手がローパーの本体からせり出す。
例えるのなら、歪な球体を肉のヒモに通したかのような、赤紫色のグロテスクな真珠のネックレス。
一粒一粒の大きさはさほどでもないが、とにかく長い。

ローパーはそのネックレス状の生まれたばかりの触手に、とろとろと粘液を垂らす。
そのまま、一度、二度とぐねぐねと確かめるように蠢かし―――

一切の躊躇も前兆もなく、小さな蕾へと、呑み込ませた。

35: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:29:37.16 ID:MraeMU1Uo
幼淫魔C「はぁっ…!ん、おぉぉぉぉぉ~~!!」

喉が裂けるような声量の、調子外れの叫びが漏れ出す。
肺の中の空気をありったけ吐き出して、獣のように悶え狂う。

幼淫魔C「おしり……ぃ…!だめぇっ……あつっ……あつくて…ぇ……」

赤黒い真珠がずぶずぶと押し込まれ、その度に、圧迫感とともに熱さを感じ、腰が浮く。
一粒、また一粒。
飲み込むたびに蕾が広がり、一粒を飲み込めば再び、きゅっと締まる。
間髪入れず、次の球――と。

腸内を遡る長大な触手が、長さにして30cmほどを超えた。
直腸に満ちた真珠状の触手が、やおら動きを止める。
そして―――

幼淫魔C「…っ!きひぃぃぃぃぃ~っ!!!」

侵入した時の逆を辿るように、一気に真珠状の触手を引き抜く。
粘液をまとってぬめるような触手が、不浄の穴から引きずり出された。

とてつもなく長く、熱く、そして通り抜ける一瞬一瞬が、オルガスムスをもたらす。
人間が最初に感じる快楽、すなわち「排泄」の快感を、を更に強烈にしたような、堪えがたいほどの刺激。
一粒一粒と吐き出される度に可愛らしい蕾がめくれ上がり、更に濃い桃色の肉が覗かせる。

歯を食いしばったまま間抜けな嬌声を漏らし、眼球を引っくり返らせる姿は、もはや「淫魔」ではない。
全身の筋肉が引き攣り、終わらない絶頂に脳内麻薬が止め処なく溢れて。

それは―――今まで彼女が弄んだ、無数の『女達』の姿だ。

36: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:30:20.79 ID:MraeMU1Uo
ある時は、人間界から迷い込んだ、装飾馬車。
その中には、気品を漂わせる幼い少女が一人座っていた。
着こなす衣には華麗な装飾がいくつも施され、丁寧に編まれた栗毛には、色とりどりの宝石の髪飾りが留められていた。

女王はもとの世界に戻すべく、人間界への扉を開こうとした。
その術には、この国の淫魔の力では、三日はかかる。
その間、少女は宮殿にもてなされ―――そして、堕ちてしまった。

女王の知らぬ間に、少女は昼も夜も無く弄ばれて。
幼い姿の淫魔に前後から貫かれながら、卑猥な言葉を吐き散らすだけの肉の人形へと化してしまった。

人間界に戻った少女がどうなったか、この国の淫魔は、知らない。

一説では、ある国の王女が、誰彼ともなく咥え込み、何人もの使用人と見境なく関係を持つようになってしまったため、
特別に作られた隠し部屋で、死ぬまで幽閉されていたとも。

あるいは――人間界の罪深く下劣な売春宿に、某国の王女に似た幼い娼婦がいるとも。

 

ある時は、ワルキューレ。
同じく迷い込んだ彼女を、解放するはずが。
幼い淫魔達が悪戯半分に弄び、玩具にし、堕としてしまった。
衛兵として働かせている彼女は、日中は凛としたワルキューレの姿を残している。
しかし夜がくれば、彼女は……ひたすらに情けを求め、淫魔達に奉仕し、貫かれる事に喜びを感じる、哀れな「メス」でしかない。

 

37: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:30:54.60 ID:MraeMU1Uo
幼淫魔C「んぉぉあぁぁっ!!ま、また……くる、くるのぉぉぉっ!!」

触手を全て引き抜かれ、出しきった快楽に打ち震える間もなく。
再び、パクパクと収縮する蕾へ触手が滑り込む。
幾分ゆるみ、奥まで粘液でヌルヌルになった穴は、スムーズに侵入を許してしまう。

幼淫魔C「いっ…!いぃ……おひり……いい、のぉ……」

もはや、圧迫感は無いようだ。
真っ赤に充血したシワが真珠状の触手を包み、同時に触手も、シワを嘗めるように何度も身をくねらせる。
澱んだ眼は白痴のように引っくり返り、ぶくぶくと泡立った唾液が彼女の口から漏れた。

禁断の器官から遡り、引き抜かれる時には霊体までも引きずり出されるように感じた。
腸内へ侵入してくる際には、猛烈な被虐願望と屈服感がせめぎ合う。
儚い蕾から入り込まれ、体内を揉み解すようにくねらされ。
敏感な内側の感覚が、焼き焦がされるような熱さを脳髄の天辺まで残さず届けた。

引き抜かれる際には―――その快楽は、もはや計り知れない。
とてつもなく熱く溜まったものを、絶えなく「ひり出す」ような、誰にとってさえ快感であろう行為。
直腸内を磨きあげているかのように触手が動き、そして……一切の遠慮なしに、引き抜く。

幼淫魔C「ふぎっ…ひぃあぁぁぁぁぁ!…い……ッ!!」

ぼひゅ、と息を吸い込み、直後、甘さを孕んで吐き出される。

蕾の口に粒が引っかかり、抜かれる度に小さく達した。

その度に小さな体がそり返り、薄い胸の天辺に座す、痛々しく尖った飾りを天へと突き出す。

ローパーは拘束を更に強めて、彼女の体を―――「そうさせまいと」自らの本体へ、ぴったりと張り付かせるように引き戻す。

38: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:31:45.17 ID:MraeMU1Uo
二度、三度と同様の責めを繰り返される内に、反応はだんだんと薄くなりはじめていた。
この快感に慣れてしまったのではない。
跳ね上がり、反応する体力が、もう残っていないのだ。
本来であれば在り得ないはずの乳汁の噴出。
知り得なかった搾乳の快楽。
加えて何度も施された、美肛への侵入から始まる凌辱。

小柄で体力も少ない彼女に施すには、あまりにも大きすぎた―――性感への、直撃。

触手で腸内を擦り上げ、あるいは細い触手で蕾を広げ、つぷつぷと出入りさせ、
手つかずだった陰核を更に細い触手で締め上げ、
乳汁を出し尽くした、なだらかな胸をこね回し、摘みあげ、先端を吸い上げ。

それでも―――反応は、無い。

幼淫魔C「………あ……は…」

弛緩した体は、もはや指先さえ動かすことはできなかった。
津波のようなキングローパーの凌辱により、全身の筋肉が萎えてしまったのだ。

心臓の音さえも、彼女はどこか茫漠としか聞こえない。
胎内に回帰したような、懐かしい音、としか認識できない。

恐怖は、もはや感じなかった。
今彼女が感じるのは、優しく、それでいて重苦しく抗えない眠気。
眼を開こうとしても、まるで万力を閉じるかのように瞼が落ちる。

心臓の音が、またも遠くなる。

瞼が完全に閉じ、小さな息をついて、体から力が抜け、かくりと首が傾く。

 

―――その時、ローパーの触手の一本が輝き――先端から生じた翠色の霧が、彼女の小さな口から、入り込んでいった。
―――それは子供に含ませる、初めての母乳のように、彼女の体内へと深く吸い込まれる。

39: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:32:20.33 ID:MraeMU1Uo
目を覚ました時。
彼女がまず感じたのは、全身に満ちる活力。
暖かな湯を浴び、八時間眠ったかのようなすっきりとした目覚め。
今であれば――不休で走り続ける事さえもできるような気がした。

―――そう、不休で。

 

幼淫魔C「…あっ……!」

目覚めからややあって―――全身にきつく巻き付く、触手の感触が彼女の記憶を引き戻す。

幼淫魔C「……そうだ、わたし……!もう…朝、かな……?」

隣女王「……残念、ですが」

暗闇の中、女王の声が聞こえた。
いつからいたものか、その声は、どことなく恐ろしげでありながら、悲痛でもある。

幼淫魔C「女王さま……もう、一日…経ちましたよね?」

彼女は、再び声に出す。
願わくば、そうであってほしいと。
へらへらと綻んだ口元に現れるのは、侮りの心か。
あるいは、体力を回復させた今……死の寸前まで追い詰められた凌辱の記憶さえ、薄れてしまったのか。

しかし、女王が発したのは、残酷な言葉。

 

隣女王「残念ですが、二時間ほどしか経っていません。まだ……『深夜』ですらありません」

40: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:32:52.54 ID:MraeMU1Uo
幼淫魔C「……え…?」

まさしく、その浮ついた表情が凍てついた。
口元に浮かんでいた笑みは失せて、爛々とした輝きを灯しかけていた瞳はまたしても暗く澱みに嵌った。

隣女王「…私は、嘘はつきません。……心配になって、見に戻っただけです」

だめ押しの言葉が、鱗を剥がすような響きを持ち、ローパーに捕らえられた淫魔へと降りかかる。
未だに緩まぬ拘束が、女王の言葉を裏打ちするかのようだった。

幼淫魔C「…………う、そ……」

隣女王「……下手に期待させてしまい、申し訳ありませんでした。それでは……今度こそ、制裁が終わった頃に戻ります」

再び、女王は室外へと続く扉へと足を向けた。
その足取りには、今度こそ迷いは無い。
キングローパーの凌辱によって、彼女が死に至る事はなさそうだと思ったからだ。

だが、女王は知らない。
彼女が、ほんの数分前に死に瀕していたことを。
ローパーの魔法により、元以上に回復したことを。

解き方を誤りながら――彼女は、再び、扉を出た。
死を宣告されたような様子の淫魔と、闇の中に蠢く魔手の群体を残して。

同時に―――すべての魔手が、蠢いた。

ブラシ状の肉粒を持つ、洗浄の触手。
乳汁の噴出を促す、針の触手。
それを吸い尽くす、二重の口の触手。
不浄の孔から侵入し、原初の快楽をもたらす触手。

そして、彼女が見た時よりも肥大した、男性器を悪趣味にデフォルメしたような触手。

それらの触手群を見た時。
彼女の心は――再び、絶望と恐怖の渦巻く坩堝に叩き落とされた。

41: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:33:45.95 ID:MraeMU1Uo
幼淫魔C「いやあぁぁぁぁぁぁっ!!ゆるして!ゆるしてぇぇぇぇぇ!!」

泣き叫ぼうとも、ローパーの拘束は二度と緩まない。
狂乱したように力の限り叫ぶも、それの意味の無さは彼女も痛感している。
それでも―――取り乱さずには、いられない。

終わらない悲鳴にうんざりしたような様子で、更に新たな触手が現れる。
彼女の口を塞ぎ、それでいて空気の通り道を最低限確保するような太さの、特徴のない触手。
強いて挙げるのなら、先端部分にびっしりと開いた、小さな穴のみ。

それを、まるで強盗犯が人質にそうするかのように……彼女の口へ、押し込む。

幼淫魔C「ふぐっ……!んんぶぅ……!」

小さく窄んだ唇が、織り込まれた皺を伸ばしながら、触手を含んでいく。
口内に感じた異物感とその正体に同時に気付くが、抵抗の術などない。
キングローパーの触手を噛み千切る事など―――たとえ、いにしえの竜でも不可能なのだから。

うるさい口を塞ぎ、ようやく、魔手の群れが彼女の柔らかな肉体へと、腹を空かした魔魚のように飛びつく。

ブラシ状の触手が、腋下、腰をはじめとした肉の薄い部分をぐしゅぐしゅと擦り上げる。
針の触手が、再び彼女の乳腺を作り変える液体を注射する。
二重口の触手が、その直後に、乳房とも呼べないような平原を口内に含み、紅が差した乳輪と乳首を舐る。
極細の触手が不浄の孔をくつろげ、真珠の触手が差し込まれる手伝いをする。

全ての快楽に一斉に襲われ、既に彼女は身悶える事しかできない。
もがく事も、叫ぶことも許されず、雑駁な手段でありとあらゆる快楽を打ち込まれて。

全ては、彼女がしてきた事だった。

遊び半分に他者の肉体を凌辱、玩具にし、壊れるまで決して止めなかった。

――――これは、因果への応報なのだ。

42: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:34:39.29 ID:MraeMU1Uo
満を持したかのように、悪趣味な、ひときわ大きな触手が鎌首をもたげる。

ぷしゅ、ぷしゅと先端から空気を吐き出し、全体を覆う肉の粒がぶるぶると震えて。
重量を感じさせる動きで、つるりとした割れ目へと向かう、その姿は。
海中を往き、惰弱な魚たちをその威で追い散らす、獰猛な鮫のフォルムをも想起させた。

幼淫魔C「ぐぅっ……む……ん、んぉぉ!!」

暫し先端が割れ目に押し当てられ、決壊したように溢れ出す蜜の香りを味わい。
ゆっくりと慣らすように、その身をくねらせながら、膣内への侵入していく。

呆気なく先端が飲み込まれてしまうのは、淫魔故の、順応の速さからだろう。
たとえどのようなモノであろうと、柔らかく広がり、包み込んでしまう。
それは――時として、酷く、不幸だ。

割れ目がさらに広がり、赤紫の最大径の触手が飲み込まれていく。
彼女は全身を反らされたまま、それを視認できず、秘所への挿入感だけを感じる。
肉の粒の振動が、淫魔の淫靡な魂までも震えさせる。
子宮口にさえ容易く入りこみ、内側を優しく掻かれる感触は、未知の領域。

そして、触手はメインとなる運動を開始する。
幼く小さな秘所への、強烈なピストンを。

幼淫魔C「ぐぶうぅぅぅぅぅ!ぶぎぃぃぃぃっ!!」

内蔵ごと引き抜くような、触手をぴったりと内側に隙無く張り付かせながらの抽挿。
今まで与えられたもの全てを加算し、それでも届かぬような―――暴力的、暴力そのものの快感。

 

その後、彼女は幾度も死に瀕し、体力を回復させられ、そして回復した体力を貪られ続けた。
心が壊れてしまえば楽だったろうに、淫魔の肉体と精神は、それさえもできはしない。

43: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:35:30.15 ID:MraeMU1Uo
次の日の、夜がやってきた。
絶頂の回数は、二桁を超えた。
―――否、もはや回数で数えるのは正しくない。
時間にして、凡そ……述べ19時間もの間、絶頂を迎え続けていた。
あまりの感覚に失神し、そして快楽によって無理やり叩き起こされる。
体力が限界を迎えればローパーに回復させられ、そして奪われる。
それが、この一日の間に起きた、無限地獄。

 

隣女王「……こんばんは。調子は、いかがでしょうか」

幼淫魔C「たすけて……たすけて、くださいぃぃ……」

仕置きを終わらせるべく訪れた女王に、弱々しく懇願する、その声。
不遜さも、無邪気さも、以前の彼女にあったものはない。

隣女王「効果は、あったようですね。……では、これから……あなたは、どうすればよいか分かりますか」

幼淫魔C「……もう…勝手に…遊…び…ません……。いう事……聞きます、から……ゆるして…くだ…さい……」

隣女王「…いいでしょう。それでは、『ポチ』さん。ありがとうございました。明日は別の者をお願いします」

女王が礼を述べると、ローパーはようやく彼女を解放した。
乱暴にという事もなく、紳士がそうするかのように、優しく、彼女の身体を床に下ろす。

隣女王「……分かってくれれば、いいのです。……さ、体を清めましょう。明日は一日お休みになさって結構ですよ」

まみれた粘液で汚れる事さえ気にせず、優しく彼女を抱き起す姿は、女王の本来の姿。
真実として民の事を常に考え、飢えさせないためなら、たとえその身であろうと差し出す覚悟を持つ、『聖女』の如き淫魔の女王。

幼淫魔C「女王、さま…ぁ……。ごめん、なさい……ごめん…なさいぃぃ……」

泣き縋る彼女が落ち着くまで。
女王は、その背を、いつまでも撫でていた。

44: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:36:26.15 ID:MraeMU1Uo
隣女王「…あなたがしてきた事が、どんなに恐ろしいか分かりましたか?」

幼淫魔C「…はい……すみません……でした……」

隣女王「あなたが弄び、狂わせてしまった人間達も、あのワルキューレも。……淫魔より、ずっと脆いのですよ」

幼淫魔C「…………」

隣女王「あなたは、淫魔としての自覚と落ち着きを持つべきだと思ったので、こうさせていただきました。……申し訳ありません」

幼淫魔C「い、いえ……わたしが……わたし達が……悪いんです」

隣女王「……あなたに、お願いがあります」

幼淫魔C「…何でも……します」

隣女王「……明日の夜。Dを、ここに連れてきてくれますか」

幼淫魔C「え……?」

隣女王「あの子も、同様の措置を受けてもらいます。いいですね?」

幼淫魔C「はい。……分かりました」

隣女王「それでは、お願いします。……くれぐれも、ここで起こった事はご内密に。さもないと」

幼淫魔C「い、言いません!言いませんから!だから……もう、ローパーは……いや……」

隣女王「結構です。さぁ、大浴場へ行きましょうか。……それでは、『「ポチ』さんも、今晩はゆっくりなさってください。お疲れ様でした」

45: ◆1UOAiS.xYWtC 2012/05/29(火) 01:37:10.57 ID:MraeMU1Uo
そして三週間の滞在を終え、キングローパーは、祖国へと帰ってきた。
発った時と同じ馬車に詰め込まれ、女王が自ら、送ってきてくれた。

勇者「……お帰り」

ポチ「………」ニュルニュル

サキュバスB「『ふぅ、やっぱり祖国の土はいいもんだ。帰ってきたぜ、ダンナ』」

勇者「いちいち訳さなくていい!っていうかどういうキャラだよ!」

隣女王「…お力添えいただき、ありがとうございました。効果は覿面でしたよ」

勇者「はぁ……まぁ、良かった」

堕女神「それでは、女王陛下。ささやかながら、おもてなしの準備を整えております」

隣女王「あ……申し訳ありません。すぐに戻らなくてはならないのです」

勇者「何かあったのか」

隣女王「いえ、些細な事なのですが……領内に、どうも妙な病が流行っておりまして……対策を立てなくては」

勇者「……どんな?」

隣女王「命に別状は無いのですが、高熱を発し、咳などの軽い症状とともに……い、……淫気が高まって、しまうと……」

勇者「……へぇ、そいつは気を付けないと。なぁ?」ニヤッ

堕女神「…くっ……!」//////

サキュバスB「うぅ……」//////

隣女王「?」

 

触手王のお仕置き編

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) 2012/05/29(火) 01:56:43.97 ID:DO3z3iwV0
まったくポチは最高だぜダンナ

 

ふぅ…

60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) 2012/05/29(火) 09:21:55.11 ID:4pFiE/YMo
乙でした

75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/05/29(火) 13:45:28.19 ID:6/bF2QxBo
来てたのか乙!
ポチさん良いキャラやねww

2 人がこのSSを高く評価しています

2

※ハートをクリックすると記事のポイントが上昇し、他の訪問者がカテゴリページなどの記事一覧から、高評価のSSを見つけやすくなります。

「魔王・勇者・ファンタジー【R18】」の記事一覧ページへ

カテゴリの最新記事

2 人がこのSSを高く評価しています

2

※ハートをクリックすると記事のポイントが上昇し、他の訪問者がカテゴリページなどの記事一覧から、高評価のSSを見つけやすくなります。

コメント